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 電脳版Sa・Ku・Ra 第090号(2009/11/07)/京都府立大学同窓会
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●11月21日は母校へ! 6つのイベントが同時に楽しめます!
 恒例の秋の「講演会」+「レセプション」+「学園祭」、今年は「総会」や
初開催の「京都府立大学同窓会作品展」のほか、学外・北山地区周辺では地域
イベント「北山から未来へ」として京都府立総合資料館や府立植物園、陶板名
画の庭などでさまざまなイベントが開かれているなど、6つのお楽しみがそろ
いました。ただでさえ風趣に富み、訪れるに値する秋の京都。1粒で6度おい
しいイベント群も待ち構えていますので、11月21日(土)はぜひとも母校へお
越しください!
<詳しくは11月半ばにお手元に届く予定の『Sa・Ku・Ra』12号P44-45ペ
ージをご覧ください>

【1】総会
 ☆日時:2009年11月21日(土)13:00-14:00
 ☆場所:京都府立大学・合同講義棟3F 第3講義室
 ☆事前申し込み不要

【2】講演会
<「北山から未来へ」プロジェクト連携>
京都府立大学・後援会・校友会・同窓会共催
「住・遊・職―空間が生み出すいのちの輝き〜北山エリアの魅力と住まいの工
夫を中心に〜」
講師:マルチ空間アーティスト/一級建築士/(株)スタジオ宙(みゅう)一
級建築士事務所 代表
郡裕美(こおり・ゆみ)さん(京都府立大学生活科学部住居学科1983年卒)
 毎年、ユニークな活躍をしている京都府立大学同窓生を招いて実施している
「講演会」、今年は世界的に知られるマルチ空間アーティストで一級建築士の
郡裕美さんが講師です。今年から始まった<京都府立総合資料館・京都府立大
学・京都府立植物園 包括協定締結記念行事「北山から未来へ」>の関連事業
の一環として実施するもので、府大のある北山という地域空間の魅力や空間を
生かした住まいの工夫など、楽しい人生を送るうえで役立つお話が聴けます。
 府大関係者に限らず広く一般に公開した講演会です。友人・知人をお誘い合
わせのうえご参加ください。
 ☆日時:2009年11月21日(土)14:30-16:00
 ☆場所:京都府立大学・合同講義棟3F 第3講義室
 ☆参加費:無料(事前申し込み不要)
 ☆府大関係者でなくてもどなたでもご参加いただけます。
 ☆講師略歴:名古屋市出身。府大卒業後、演劇を続けながら共同制作入社、
1986年からMYU設計室として設計活動を開始。91年、一級建築士事務所(株)
スタジオ宙設立。94年、コロンビア大学大学院修士課程修了。98年、龍野の
「喫茶エデンの東」の設計で建設大臣賞(インテリアプランニング賞)受賞。
ほかに住宅建築賞、東京建築賞、千葉県建築文化賞、千葉県屋外広告物コンク
ール最優秀賞、さわやか街づくり賞まちなみ部門賞、大阪府まちなみ賞奨励賞
など受賞歴多数。コロンビア大学建築学科 准教授、イエール大学建築学科講
師、名古屋工業大学建築・デザイン工学科講師、東京理科大理工学部建築学科
講師などを歴任。国内はもとより米国、ブラジル、スイスなど世界各地の大
学や美術館、企業などでの多数の講演活動も。

【3】レセプション
 講演会の後は同じ建物の地下・生協食堂でのレセプションへどうぞ。お料理
とお飲み物を用意してお待ちしています。年1回の「全同窓生を対象に、一堂
に会して旧交を温め、交流を深める機会」の貴重なイベント。友人知人の方の
ご参加も大歓迎です。
 ☆日時:2009年11月21日(土)16:00-18:00ごろ
 ☆場所:京都府立大学・合同講義地下・生協食堂

【4】作品展
 ニューフェースの同窓会イベントです。同窓生による書画、写真、手芸品…
など、会員のみなさんの力作を鑑賞していただけます。
 ☆日時:2009年11月21日(土)10:00-16:00
 ☆場所:京都府立大学・合同講義棟3Fロビー

【5】学園祭「流木祭」&母校散策
 11月21〜22日は学内で学園祭が開かれています。学生気分に戻ってキャンパ
ス風景を楽しみ、今風府大生と交流しながら模擬店で一献いかがですか。

【6】地域イベント「北山から京都へ」
 10月31日から11月29日まで、資料館や植物園をはじめ北山街や上賀茂神社な
ど北山エリアで多数のイベントが実施されます。そのうち、11月21日に開催さ
れている主な見どころは次のとおりです。
 《全域》
 ☆北山スタンプラリーで記念品をゲット
 《京都府立総合資料館》
 ☆企画展「北山の歴史をふりかえる〜資料館・府立大学・植物園の昔と今〜」
 ☆人々が使い、伝えてきた道具を展示する「収蔵展示室特別公開」(普段は
非公開)。 ☆園城三花トワイライトコンサート(総合資料館正面玄関ホール)
 《植物園》
 ☆紅葉散策ツアー ☆植物クラフト体験 ☆植物園教室(講演)
 《京都府立陶板名画の庭》
 ☆「2009ヌーヴォーを楽しむ会」(バンド演奏付き)


●『園長と巡る源氏物語の植物』にぜひともご参加を!
 今年4月に実施した同窓会行事「園長と巡る源氏物語の植物」(京都府立植
物園園長の松谷茂さん=農学部林学科1973年卒=の案内で、植物園内にある源
氏物語に登場する草木を見ながらお話を聞かせていただくイベント)の続編を
実施します。前回の参加者から大好評で、今後も季節ごとに開催してほしいと
の要望があったからです。
 このほどやっと多忙な園長さんの日程を調整していただくことができ、下記
の日程で開催できる運びとなりました。多数のご参加をお待ちしております。
 なお、この行事の案内は経費節減のため理事の方々を通じての告知やホーム
ページ、『電脳版Sa・Ku・Ra』でのお知らせだけに限っており、会全員
への告知はしておりません。申し訳ありませんが、お知り合いの同窓会員の方々
にもご案内いただければ幸いです。
☆集合日時:平成21年11月24日(火)午前9時50分
☆集合場所:京都府立植物園正門(府大グランドの横にある植物園南側の入り
口)を入ったところ(雨天の場合は正門東へ約100m 植物園会館内) 京都
市左京区下鴨半木町 TEL.075-701-0141
☆参加費:無料。60歳未満の方は入園券(200円)を購入して入園してくださ
い。60歳以上の方は居住地に関係なく、公的証明(敬老乗車証、運転免許証、
健康保険証、パスポート…)を提示すれば無料で入場できます。
☆参観時間:午前10時〜正午
☆参加希望者多数の場合は、できるだけ多くの方が参加可能なように調整させ
ていただきます。
☆レクリエーション保険を掛けますので、参加希望の方は予め同窓会事務室に
氏名、卒業学部・学科、卒業年をお知らせください。
 ※同窓会事務室 TEL&FAX 075-712-4750
 e-mail:kpuru@mbox.kyoto-inet.or.jp


【会員から】

●寮歌の時代
〜吉本正昭さん(京都府立農林専門学校農科1949年卒)から〜
 敗戦直後の昭和21年入学の私たちは今年でちょうど卒業60周年になります。
入学のころは、阪急は四条大宮が終点、市電が従横に走り、通学経路の四条烏
丸のビルには進駐軍の司令部があり、その交差点ではGIたちが闊歩(かっぽ)
していました。校舎隣接の植物園は接収され、オフリミット、占領軍の家族宿
舎になっていました。クラスの年齢層も幅広く、17〜18歳から30歳近くまで、
軍関係出身の人々も多く、多彩な顔ぶれでした。「国破れて山河在り」の悲惨
な気持ちは毛頭なく、前途には限りない青空が広がっていました。
 そのころ私は寮歌に最大の関心を持ちました。桂先生作詩の「春あけぼのの
加茂の瀬に…」を先輩の指導で熱唱したのを手始めに、同級の友人に教わった
北大予科寮歌「都ぞ弥生…」の荘重なメロディと北海道の風物を巧みに歌い込
んだ絶妙の歌詞に心酔、「雲ゆく雲雀に延齢草の裏白の花影さゆらぎて立つ」
の延齢草が今もあこがれの象徴となっています。在学期間は、学制改革で昭和
25年3月閉校となった旧制高校の戦後の存続期とも重なり、その寮歌「紅萌ゆ
る丘の花…」(三高・京都)、「アムール川の流血や…」・「鳴呼玉杯に花う
けて…」(一高・東京)、「武夫原頭に草萌えて…」(五高・熊本)も高歌放
吟の対象となりました。懐かしい青春の一時でした。
 昨年5月2日、在学時オフリミットだった植物園を見に行こうと同級の4人
が集まり、校門前、たまたま昼休みで、校舎から出てきた在学の女子学生(園
芸専攻)にシャッターを押してもらいました。一期一会、よい後輩との出会い
でした。校舎は木造が鉄筋になりましたが、校門付近の雰囲気は往時彷彿(ほ
うふつ)、あのころに帰った楽しい一時を過ごしました。

●京都府立農林専門学校林科卒業生合同同窓会を開きました
〜湯浅忍さん(京都府立農林専門学校林科1951年卒)から〜
 6月13日(土)京都センチュリーホテルで、京都府立農林専門学校林科卒業
生合同同窓会を開催しました。
 農専林科の第1回から各回までの卒業生は約250名と推察されますが、名簿
による生存調べの結果、2009年6月13日現在の健在者は98名と判明しました。
 当日は千葉・山口はじめ、各地から33名の参加があり、世話役を中心に、和
やかで楽しい会を持ちました。
 農専・山崎林科長をはじめ逝去された先生方と、各回の物故者への黙祷から
始まって、乾杯、続いて参加者全員の近況報告、食事と進みましたが、学校時
代の懐かしい思い出に花が咲いて、各自一分の持ち時間が、かなりの超過にな
る熱のこもった報告となりました。
 中でも圧巻は、第1回の同級会誌「斧響会」の発行(発行責任者山本繁雄さ
ん)が発刊後既に20回に及び、その各号は府大図書館にも収められていること
の報告。それを開き、私たち下級生は、第1回同級生同士の絆の強さと結束の
深さを教えられました。
 一方で、5回卒業生の伊藤文博さんは、第1回生として在学中に(戦争の)
召集があり、参戦、敗戦後はシベリアでの抑留生活を経て帰国・復学、5回生
として編入後、卒業されたとの報告があり、苦難の体験報告を聴き、シンミリ
として、1〜5回同窓の集まりの絆がさらに深まった感がありました。
 最後は校歌斉唱に続き、林科・応援団による三・三・七拍子によって締めら
れ、それぞれが八十路にかからうとしておりますが、これからもますます元気
に過ごそうと誓って解散しました。
 今回の世話役は次の10名でした(敬称略)。(1回)田中忠夫、松本協一
(2回)澤田設蔵、樋本金雄(3回)下司義行(4回)井上雅晴、森啓、山岸
敏男(5回)田村敏男、湯浅忍。

●林学科昭和38年卒 第2回・古希同窓会開催
〜厚東利昭さん(京都府立西京大学農学部林学科昭和38年卒)から〜
e-mail:duewx205@sakai.zaq.ne.jp
 今年6月21日、林学科昭和38年卒の卒業後2回目の同窓会をフジタホテル京
都で開催しました。5年前に41年ぶりに初めて同窓会を行い、この時の参加者
は18名でした。
 今回は、前回時の好評もあり、古希を祝おうと皆の要望もあり、浦上先生を
お招きして盛大に開催いたしました。今回も16名の参加がありました。西は広
島、東は富山、名古屋から駆けつけてくれました。われわれの入学時は京都府
立西京大学で、ちょうど今の天皇陛下がご成婚されミッチーブームのときでし
た。当時はまだ医学進学課程があり、入学者は40名でしたが結局卒業時は24名
になりました。
 参加者はほとんどリタイアしていますが、それぞれ趣味を生かしたことやボ
ランティアをしたりして元気旺盛でした。
 ただ、前回のときにも感じたのでずが、卒業後40数年してからの第1回の同
窓会でしたので、それぞれの卒論を担当していただいた先生方のほとんどが亡
くなられておられたことが残念でした。もっと早くやっておればと悔いが残り
ました。
 次回の第3回はぜひ大学の校舎などを見学したいという声が大方より出まし
た。5年後に何とか開催したいものです。

●生活科学科1966年卒同窓会「葵会」、元気に活動を重ねています。
〜瀬野邦義さん(京都府立大学文家政学部生活科学科1966年卒)から〜
 昭和41年(1966)文家政学部生活科学科卒同窓会「葵会」は、卒業以来毎年
回を重ねること40数回、全国に散らばった同窓生全員健在。41名。
 平成19年・第41回は京都・京田辺「一休寺」、平成20年・第42回は京都・
境峨「花の家」(京都の豪商・角倉了以の邸宅)。いずれも、元気な顔で賑や
かに再会、旧交を温めました。今年は『Sa・Ku・Ra』11号の「同窓生の
お宿」で紹介されました信州・白樺湖畔のペンション「リトル・グリーブ」で
開催しました。

●家政科1954年卒の「級会」 卒業後欠かさず続けています
〜西村弘子さん(京都府立大学女子短期大学部家政科1954年卒)から〜
 学びやをあとにして半世紀半ば過ぎ、あのころ喜寿を迎える自分を想像して
いたでしょうか? 明るく楽しい級友たちと、入学から昨今まで一つのまとま
りで学び過ごした日を懐かしく振り返ります。
 卒業後も欠かさず続けてきた級会。京阪神を中心に東京方面などで泊旅行し
て、変わらぬ友情を深め温めています。毎回の参加者も多く、にぎやかに語り
合い、和やかななかなかの盛会です。
 よき友を得たこと、大きな喜びをいただいています。環境がよくなり長寿社
会となりました。生きがいのある人生を過ごしたく思うこのごろです。
 級会は京都植物園から始まり、自分たちの子供の成長と共に、京阪神を中心
に各地で行い、今では東京方面でも数回開いています。
 平成12年:ホテルエキシブびわこ
 平成14年:神戸オリエンタルホテル
 平成16年:千里中央チャイナー
 平成18年:神戸利宮館
 平成20年:京都八瀬離宮
 参加者はその時々で顔ぶれが少々変わりますが、毎回写真に写っている人数
ぐらい集まります。

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