*********************************** 電脳版Sa・Ku・Ra 第010号(2000/12/08) /京都府立大学同窓会 *********************************** ●同窓会総会開催決まる! かねてより同窓会サロンで計画していた同窓会の『新世紀に向けての記念総会』が11 月18日の理事会で承認されました。概要は以下の通りです。 ◇日時;2001年4月22日(日) ◇第一部/秋山豊寛氏記念講演会「大地への回帰」 場所;京都国際会館アネックス/1500〜1700名 宇宙飛行士で現在農業を営まれている秋山豊寛氏を招いての講演会。同窓生だけで な く府民に広く告知し来場いただく形式で開催。入場無料。 ◇第2部;総会&懇親会/1000名 会費;1万円(予定) 場所;宝ヶ池プリンスホテル/プリンスホール 同窓生の親睦を深めていただく懇親会を中心に、式典、総会、同窓生によるアトラ ク ション(祝舞、コンサート)などで構成。同窓生だけが対象。 なお、狂言師茂山家に出演依頼交渉中(未定です。予算のこともありますし……) ●講演会コンセプト 今回の総会のコンセプトは次のとおりです。 ITからETへ notice & know Existence Technology 大地への回帰 新しい世紀・21世紀を迎えて、IT(情報技術/Information Technology)革命が華 々しく進展しています。まるでバラ色の未来があるかのような時代の空気。しかし一方 で環境問題は深刻さを増し、地球温暖化で海に沈みそうな国が実際に出現しています。 また、子供や人々の心の荒廃が進むなど、私たちの“生存を賭けた問題”が急浮上して いるのも事実です。 なぜなのでしょうか。 私たちは大地=英語で言えばThe earth(地球)から生まれました。大地が生み出し た物を食べ、大地とともにある大気を呼吸して生きています。人間も自然の大きなバラ ンスの中で生きている一つの生命体である以上、環境を破壊し、食べものを汚し、大地 のエネルギーから隔離されたバーチャル(仮想)な環境が進めば進むほど、私たちの「 いのち」が本来の「いのち」からどんどん離れていくのも当然かもしれません。 今、大切なのはIT(情報技術/Information Technology)よりもET(存在技術/ Existence Technology)。生命体が本来の生命体としての活力を取り戻すための「存在 の技術」であり「存在の智慧」です。ITはETのための手段であり、目的ではありま せん。 今一度「いのち」本来の源である大地・地球に根ざした生き方を模索する……そのた めのキーワードは「ノウ」にあるのではないかと私たちは考えています。 ☆広く水産、林業、牧畜、環境などを含めた“大地の恵み”の集大成である「農」。 ☆広く子育て、教育、心の安寧などを含めた“意識と心へ座”である「脳」。 ☆そして、それらへの回帰の大切さに“気付き(notice)・知る(know)”ことであ り、 ☆それを実践できる“能力”としての「能」です。 日本文化の故郷でCOP3(気候変動枠組み条約第三回締約国会議=温暖化防止京都 会議)が開かれた記念すべき地・京都。この地に立つ京都府立大学は、規模は小さくて もわが国「農」学の一翼を担う大きな存在です。同時に「意識と心の座」や「環境・住 まい」などの学問分野でも貢献している大学です。ET(存在技術/Existence Technology)で21世紀の人々に貢献するには最も近い位置にある大学の一つだと私たち は考えます。 しかし、開かれた大学、国民の大学、市民のための大学、脱白い巨塔など、かけ声は さまざまですが、日本の大学は地域にとけ込むどころか、まだまだ遠い位置にあります 。私たち府立大学同窓会は、大学と同窓生だけでなく広く社会と大学を結ぶ架け橋とな るべく活動しています。 21世紀最初の年である2001年に開く総会に、元TBSの放送記者で現役の宇宙飛行士 、現在農業に従事してらっしゃる秋山豊寛さんをお招きすることにしたのもその一環。 秋山さんは長年TV報道記者として“情報”の世界で生き、「地球(大地)」を宇宙か ら見た体験を契機に「農」の世界へ回帰された方。共にET(存在技術/Existence Technology)を考えていくには最適の方だと考えたからです。 場所はCOP3の開かれた宝が池の国際会議場。身内の会合にとどめず広く一般に無 料で公開しました。秋山さんのお話をお聴きしながら、共に21世紀の私たちの生き方に ついて考えていきませんか。 ●総会開催にご協力を! いよいよ本格的な取り組みが始まります。同窓会本部では協力してくださる方を探し ています。多くの方の力が必要です。皆さん同窓会サロンに参加して、「手作りの総会 」を楽しみませんか。ぜひぜひを貸してください。お待ちしています。 次回同窓会サロンは12月9日(土)2時から大学会館2階の同窓会事務室で開きます 。参加してくださ〜い!!! その後も原則として毎月第2・4土曜日に開催いたします。 ★会員情報★ ●山岳部総会開催 〜名越敏晴(昭和39年農芸化学科卒)さんから〜 9月3日に山岳部の総会を学生会館で行いました。総数20余名集まり、現役も5名と なりやっと部なりの活動ができるようになりました。武井先輩や塚本先輩、田代先生や 、牛田先生も出席して頂きました。 1年に1回の総会で、山岳部の1年間の活動等の発表がありました。私からみて目立 つのは“厳冬期の剣岳、奥鐘壁から八峰1峰源次郎側、剣岳の連続登攀”。冬では初登 攀と思います。昔はビッククライムが多く、関西山岳連盟では関学と並び称されるくら いで、京府大の名を沸かしたものです、また、剣岳西面では関東のベルニナ山岳会、法 政大学、明大(植村直己がいた)並みでしたが、近年部員も少なく、ワンゲル並になっ ておりました。しかし今回は部員も増え活躍が期待できそうです。 名越敏晴 tnagoshi@jepsra.gr.jp ★会員慶弔★ ●元学長・名誉教授の中濱敏雄先生ご逝去 本学元学長で名誉教授の中濱敏雄先生が病気療養中のところ薬石効なく平成12年9月 7日(木)午前8時47分に逝去されました。享年91歳。ご冥福をお祈りいたします。 ★訂正★ 前号でお知らせいたしました妹尾先生が亡くなられたのは8月13日の日曜日でした。 訂正のうえおわび申し上げます。 ★編集部から★ ●毎月第2、第4土曜に「土曜サロン」開催 原則として毎月第2、第4の土曜日午後2時から、府大大学会館2Fの同窓会事務室 で「土曜サロン」を開いています。運営に関する話し合いのほかパソコン実習やお茶を 飲みながらの自由歓談など、気楽に集っていただくのが狙いです。参加ご希望の方は事 前にメールでお知らせください。 ●お願い:『電脳版Sa・Ku・Ra』未着の方をお知らせください お知り会いで『電脳版Sa・Ku・Ra』の着いていない方はいらっしゃいませんか ? 『電脳版Sa・Ku・Ra』は皆さまからの振り込み用紙や名簿作成用はがきに記さ れたメールアドレスを元に発信しています。しかし、アドレスの記載ミス(?)などか ら約50名の方がアドレス不備で戻ってきております。当方でもアドレスのミスタイプな どをチェックしておりますが、お知り合いの方で「メールアドレスを通知したのに『電 脳版Sa・Ku・Ra』が届いていない」という方がいらっしゃいましたら、ぜひとも 越智田(e-mail:yoochida@mbox.kyoto-inet.or.jp)までメールでご一報のほどお願い 申し上げます。 ====================================== ■『電脳版Sa・Ku・Ra』が不要の方はご一報ください この『電脳版Sa・Ku・Ra』は、皆さまから同窓会に届いたはがきや振り込み用 紙などからe-mailアドレス・データベースをつくり、それに従って機械的に送信してお ります。今後、『電脳版Sa・Ku・Ra』の送信をお望みでない方はe-mailでご一報 ください。送信リストから削除させていただきます。 ■ご意見ご希望、情報をお寄せください 『電脳版Sa・Ku・Ra』や印刷物の『Sa・Ku・Ra』に対するご意見ご希望 、慶弔や皆に知らせたい「情報」などがありましたらメールでお寄せください。皆さん が開催されるイベントや出された本、お仕事の宣伝でも結構です。 『電脳版Sa・Ku・Ra』は現在、約550名の卒業生へ一斉送信しております(メ ールアドレスが判明した方を順次リストに追加しておりますので増加中です)。 ■『電脳版Sa・Ku・Ra』のバックナンバーは京都府立大学同窓会のホームページ でご覧いただけます。URLは http://katsura.kpu.ac.jp/pub/index.htm です。最新 号は発行から少し日をおいてから掲載されます。 ===================================================================== 京都府立大学同窓会 〒606-8522 京都市左京区下鴨半木町1-5 京都府立大学内 TEL&FAX:075-712-4750 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ☆庶務担当: 金本龍平(kanamoto@kpu.ac.jp) ☆『Sa・Ku・Ra』『電脳版Sa・Ku・Ra』担当: 越智田吉生(yoochida@mbox.kyoto-inet.or.jp) ☆ホームページ担当: 杉井武(danon@classic.interq.or.jp) ☆イベント担当: 松崎和弘(matsukazu@mtf.biglobe.ne.jp) ====================================================================