サンフランシスコについて
サンフランシスコは日本人にもなじみが深く、知名度も抜群の都市である。筆者が行ったのは冬であったが、かなり気候は温暖である。街は観光地であるので変化に富んだ景観を持ち、うろうろしていても飽きない。以下に筆者の行ったところを中心にスポットを解説致します。
・サンフランシスコの市内交通(San Francisco Municipal railway)
サンフランシスコは京都のように道路が碁盤の目のように整備されており、公共交通機関もかなり充実しています。有名なケーブルカーは、観光目的はもちろんのこと、地元の人の足としても大活躍です。停留所は道の1ブロックごとにあり、道路の真中に平気で停車します。これ以外にも、路面電車やトロリーバスが縦横無尽に張り巡らされていて、1$で2時間以内ならどの方角にも行けるように設定されています。私は路面電車の7路線すべてに乗車しました。
飛行機よりサンフランシスコ上空を撮影 お約束のケーブルカー
・サンフランシスコの街
ストリートを一つ隔てるだけで様子はがらりと変わります。金融会社が多い地区はよく写真に出てくる三角錐ビルのある地区です。アメリカで最大規模のチャイナタウンはここはほんまにアメリカかと錯覚するくらい中国の雰囲気です。こじんまりとしていますが、ジャパンタウンがあり、日本の書籍やCDが販売されていて行った時はほっとしました。学会会場があったSouth of Market地区は昔はあまり柄がよくなかったそうですが、Moscone
Convention Centerが出来てから再開発が行われ、これからますます発展が期待できる地域です。フィッシャーマンズ・ワーフはかなり観光地化しており、人に見せるための物が多すぎてあんまりでしたが、日本語をペラペラしゃべるカニ売りの人が印象的でした。
サンフランシスコには世界最大の人造公園といわれているGolden Gate Parkがあります。その中に、California
Academy of Scienceというカリフォルニア州で最も古い博物館があります。展示内容は自然史・水族館・プラネタリウムですが、子供から大人まで結構楽しめる内容が組んであります。また、公園の中には日本庭園もあり、行ったのが夕方だったので入場料無料で楽しめました。日本人の目から見ると庭園の造りがちょっとコテコテな感じがしました。
ゴールデンゲート・ブリッジは間近で見たときは雨天であまりよく見えなかったのですが、建設されたのが日本の大正時代というのを知って驚きでした。今でこそ日本も世界に誇れる橋を数多く作っていますが、アメリカの先進国ぶりを肌で感じた瞬間でした。
California Academy of Science チャイナタウン
Union Squareのクリスマス・ツリー
・サンフランシスコ郊外
サンフランシスコ近辺には世界的に有名なスタンフォード大学やカリフォルニア大学バークレイ校があります。スタンフォード大学はサンフランシスコの南方のシリコンバレーの中にある広大な大学です。クリントン大統領の娘も在学中です。一言でこの大学をあらわすととにかく人が少ないということでしょう。広大なキャンパスのなかにポツポツ教室があるというかんじです。アメリカの大学には必ずシンボルとなる塔があるのですが、スタンフォードは試験中のため中に入ることはできませんでした。敷地の中にはヒューレットパッカードの本社や新聞社がテナントとして入っており、大学の裾野の広さを感じました。カリフォルニア大学バークレイ校のほうは日本の大学とよく似た雰囲気で敷地の中に建物が密集しており学生の数も多かったです。こちらではシンボルの塔に入ることはできました。エレベーターの乗車賃を取られます(2$)。ここからはバークレイの町を一望できます。
サンフランシスコ市内からCal Trainという鉄道がサンノゼまで走っています。サンノゼまで80km強あり、シリコンバレーに通勤する人の足として活躍しています。車両がすべて二階建で、日本の通勤電車みたいに立っている人はいません.
StanfordのシンボルHoover
Tower U. C. Berkeleyのシンボル Sather Tower
Cal Train