平成26年度大学院海外学会 参加報告レポート        
     
 
Gut Microbiology:  from Sequence to Function
Rowett_logo.jpg,INRA
Rowett-INRA 2014 conference  
Aberdeen Exhibition and Conference Centre (AECC), 16-19 June 2014  
 
 
京都キョウト府立フリツ大学ダイガク大学院ダイガクイン 生命環境科学研究科 応用生命科学専攻  
動物ドウブツ機能キノウガク研究室ケンキュウシツ 博士ハクシ前期ゼンキ課程カテイ2ネン  
中谷ナカタニ 麻紗子マサコ  
                                                                                 
  2014年6月16から19日にスコットランドのアバディーンで開催されたRRI-INRA 9th Joint Symposiumにて  
  初めての国際学会でのポスター発表を行いました。その学会の様子を報告致します。  
  また、ホン学会ガッカイ参加サンカにあたりまして、京都キョウト府立フリツ大学ダイガク同窓会ドウソウカイより奨励金ショウレイキン援助エンジョしてイタダきました。ココロより御礼オンレイモウげます。  
                                                                                 
 
今回訪れたアバディーンはスコットランドの第三都市で、日本よりも涼しく過ごしやすい気候でした。私自身初めてのヨーロッパへの旅行
ということもあり、学会はもちろん、長時間のフライトや外国の空港や街並みなどすべてが新鮮で、とても楽しむことができました。  
今回の学会には、当研究室の井上亮講師と同期の西林君、私の3名が参加しました。      
     
 
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  学会ガッカイ会場カイジョウであるAberdeen Exhibition and Conference Centre(AECC)   アバディーンの街並マチナ  
         
本学会で私は、仔ブタの生まれてからの腸管の発達と、強制離乳が発達に及ぼす影響について発表させて頂きました。ブタにおいては、 
まだ生まれてから腸管免疫系がどのように発達していくのかについては明らかになっておりません。そのためDNAマイクロアレイという
遺伝子発現の網羅解析をする手法を用いて、ブタ回腸における免疫発達を、遺伝子発現レベルから明らかにした成果を発表致しました。  
         
また、今回の学会はGut Microbiologyがメインテーマということで、腸内細菌に関する発表が大半でした。特に、ヒトを対象とした研究
研究発表が多く、家畜動物に関する発表は少数でしたが、フランスの研究グループの方などが同じような仔ブタの離乳に関する発表をして
いらっしゃいました。拙い英語ながら研究内容について質問させて頂き、交流を持つことができました。  
                                                                               
 
  発表ハッピョウ内容ナイヨウ  
 Postnatal development of ileum in suckling piglet and influence of weaning  
Masako NAKATANI, Ryo INOUE, Denise KELLY, Imke MULDER, Kikuto FUKUTA, Kazunari USHIDA, Takamitsu TSUKAHARA  
 
  The change in gene expression profiles of ileal mucosa during postnatal development of suckling piglets was analyzed by DNA microarray and influence of weaning on the profiles was evaluated. The piglets in suckling group were euthanized at 1, 7, 14, 21, 28 and 35 days old (n=3-4) and their ileum was collected. In weaning group, piglets were weaned at three different ages (14, 21 and 28 days old; n=3-4) and euthanized after 7 and 14 days from the weaning. In suckling group, the gene expression profiles of ileal mucosa drastically changed from 14 to 21 days old. “Leukocyte Chemotaxis” was the significantly up-regulated pathway at this period. Real-time PCR analysis targeting 5 genes in this pathway (MHC class II, CXCL13, VCAM1, ICAM1, and VAV-1) validated that these genes were indeed significantly up-regulated from 14 to 21 days old. An involvement of this pathway in peyer’s patch (PP) formation was suspected, therefore the postnatal change in area of PP in ileal cross section was also measured under the light microscopy. Consistent with the change in the gene expression, the area of PP markedly inclined from 14 to 21 days old. Weaning at any ages, especially 14 and 21 days old, significantly declined the expression of most genes in this pathway. Accordingly, PP development was not observed after the weaning. It is suggested that porcine ileum markedly develops from 14 to 21 days old, and weaning around this age significantly suppresses the development.  
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
 
生後セイゴのほニュウブタ回腸カイチョウ発達ハッタツおよび離乳リニュウによる影響エイキョウ  
     
  仔 ブタの腸管免疫発達を明らかにするため、ほ乳時の発達および離乳による影響をマイクロアレイ解析により検討した。ほ乳群は、 1,7,14,21,28,35日齢で解剖し、離乳群は14,21または28日齢での離乳後7または14日後に解剖した。解剖時に回腸粘膜を採取した。
ほ乳群では、遺伝子発現プロファイルが14から21日齢で大きく変動していた。白血球遊走にかかわる遺伝子がこの時期に発現が亢進していたので、そのパス ウェイに関わる5遺伝子(MHC classII, CXCL13, VCAM1, ICAM1, VAV-1)の発現をreal-time PCRによるバリデーションを行った。その結果、14から21日齢での発現亢進が確認できた。これらの遺伝子はパイエル板形成に関わると考えられているた め、パイエル板面積を光学顕微鏡下で測定した。その結果、遺伝子の発現と同様、パイエル板は14から21日齢で発達していた。またどの離乳日齢において も、離乳後にこのパスウェイの遺伝子の発現は減少し、且つパイエル板発達は見られなかった。以上のことから、仔ブタの回腸は14から21日齢で発達する が、この日齢付近の離乳で有意に発達が抑制されることが示唆された。
 
   
   
   
   
   
   
   
   
   
     
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  発表風景①   発表風景②   
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  講演会場の様子    ポスター発表会場の様子   
 
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  学会の合間に、Pitmedden Gardenという庭園に行きました。今回訪れた時期は一番の見頃時期ではなかった  
  のですが、それでも丁寧に整備された庭園はとても美しく、感動しました。また、そこで食べたイングリッシュ  
  スコーンと紅茶が本当においしくて、もう一度それを食べるために訪れたいと思える程でした。  
 
 
 
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  また、今回の国際学会は井上先生とともに参加させていただきました。私は、初めての海外経験で英語でのコミュニケーション  
  もままならず、始終井上先生に頼りっぱなしでした。。また、先生が実際にすんでいらした町ということで、アバディーンの  
  さまざまな名所や穴場(?!)に案内していただきました。この場を借りて心より感謝を申し上げます。  
  今後、この経験を無駄にせぬよう、精進していきたいと思います。