8 th Asian Congress of Nutrition
第1回レポート
京都府立大学農学部分子栄養学講座博士課程 今井佐恵子
第8回アジア栄養学会議 が1999年8月29日より9月2日まで、お隣、韓国の首都ソウルで開催されました。
栄養学に関する国際会議には大きく2つあります。ひとつは、International Congress of Nutrition (ICN)、もうひとつはInternational Congress of Dietetics (ICD)です。ICN は栄養の科学的研究が中心で、ICDは栄養の実践的な研究が中心です。
今回の会議は ICNのアジア大会です。
GOOD NUTRITION FOR ALL ! -New ERA FOR NUTRITION RIGHTS-
をテーマにアジアの国々を中心に世界の栄養学研究者が集いました。
この会議のようすを写真で御紹介しましょう。
ソウルでも大きな規模を誇るロッテワールドホテルで会議が行われました。
ポスターセッションの会場です。
私もラットの肝臓の酵素であるセリン脱水酵素の誘導と、タンパク質必要量との関係をポスターにして発表しました。
ポスタ−会場にはたくさんの人がつめかけ、活発に質疑応答がなされました。
夕食会ではさまざまな国の人々が、韓国料理に舌鼓を打ちました。
韓国と言えば、まずキムチ。 毎食、数種類のキムチがお代わり自由でサービスされます。
若い人たちも毎日たくさんの野菜を食べます。そのためか、韓国の人々は皆、血色が良く、肌のきめが細かいように思います。
これぞ韓国料理の真髄。
南大門市場の食堂では、店先でぐつぐつスープを煮込んでいました。
地下鉄の構内には、麺料理を食べさせる小さな食堂がたくさんあります。
愛想の良いおばちゃんに誘われて、わたしたちもこの食堂で朝食に韓国風にゅうめんを食べました。煮干しのだしがきいたあっさり味でした。
夜になると街には屋台が店開きし、ソウルの巨大なエネルギーが全開します。
韓国料理と言えば ”焼肉”を思い浮かべる人がほとんどでしょう。
この焼肉屋さんのカルビは口の中で溶ろけるほど。店先では炭を起こしています。
次回は韓国の宮廷料理のフルコースなどを御紹介します。
御期待下さい。