***********************************
 電脳版Sa・Ku・Ra 第063号(2006/12/09)/京都府立大学同窓会
***********************************

●講演会に200名の聴衆! ありがとうございました
 同窓会定例行事の秋の講演会(卒業生・曽根恵子さんによる「日本初の“相
続コーディネーター”が検証する『生きた証・心・財産を伝えるために必要な
こと』」)、おかげさまで約200名の参加者があり、盛会裏に終えることがで
きました。皆さまのご協力のおかげです。改めて御礼申し上げます。
 今年は特に外部からのご参加が多かったのが特徴で、このテーマにいかに多
くの人たちが関心を持っているかがうかがえました。
 講演会の後のレセプションも、名刺交換や旧交を温める姿でにぎわいました。
 曽根さんはNPO法人で相続に関する電話相談も受け付けておられますので、
講演会に参加されず曽根さんと名刺交換をなさらなかった方も、事あるときは
ご相談を。詳しくは『Sa・Ku・Ra』9号の曽根さんの記事をご参照くだ
さい。

★学長先生からのホットライン★
●昭和15年卒の方の卒論、今も図書館に保存しています
〜京都府立大学学長・竹葉剛先生〜
e-mail:takeba@kpu.ac.jp
 11月29日、昭和15年卒(文11回生)の、現在88歳の方から問い合わせがあり、
自分の卒論が図書館に保存されているかどうか、調べてほしい、という依頼が
ありました。
 桂から移転するときも同窓生として手伝ったこと、卒論も府立大学の図書館
に納めるという約束であったこと、などが書かれていました。そこで、図書館
に問い合わせたところ、ちゃんと保存されていまして、少し感激しました。ご
本人には、すぐにお知らせしました。
 こんなことがありましたよ、ということでお知らせしておきます。

★会員から★
●幻?の名著「おじいちゃんのSLアルバム」
〜佐竹(植田)紀美子さん(京都府立大学文家政学部福祉児童学科1962年卒)

e-mail:yks-tole@comet.ocn.ne.jp
〒607-8344京都市山科区西野大手先町12−1TEL&FAX:075-593-4276
 今年の『Sa・Ku・Ra』9号の裏表紙、見ていただけましたか? 懐か
しい京都駅の風景、たくさんの列車写真でデザインされています。この写真は
縁あって、私の夫の作品の中から、編集の越智田さんが選んでくださってでき
上がりました。
 このご縁を得て、思い切って、月刊たくさんのふしぎ『おじいちゃんのSL
アルバム』(2005年2月号/写真・原案・佐竹保雄/福音館書店/)をご紹介
させていただきます。これは夫・佐竹保雄の膨大な鉄道写真の中から誕生した
写真本で、昔鉄道少年から今もSLファンのお年寄り、こどもたちまで好評を
いただいております。
 この本は、児童出版界の今日を牽引してきたといえる福音館書店という名手
を得てすばらしい作品となりました。ところが児童向け月刊誌ということから、
鉄道趣味の方や一般の読書家の目にとまりにくく買いにくい状態で、短期間限
定的に店頭に並んだだけでした。当時も手に入りにくいといわれておりました
が、最近の一部のインターネットでは在庫なしと出てきたので驚きました。
 それで出版社に問い合わると、在庫は少しあるが、来年の10月には保存期限
切れで廃棄すると聞きました。月刊誌の宿命、廃棄…とは、なんともつらい話
です。著者としては忍びなく手元に置いています。
 それで、『Sa・Ku・Ra』の裏表紙に昔の京都駅が登場したのをきっか
けに、思い切って皆様にご紹介させていただくことになりました。先日の京都
府立大学同窓会・講演会場でも販売させていただき、20冊近く買っていただき
ました。
 この本のポイントは、
☆作者の30年余りの鉄道写真歴の中からの選りすぐりの写真を掲載
☆全国万遍なくSLの走りを美しい自然をバックに撮影
☆蒸気機関車の形式を万遍なく選択
☆面白いヘッドマークの数々を満載
☆ストーリーがあり、こどもからお年よりまで楽しめる内容
☆梅小路機関車館動態保存の顔写真が勢ぞろい
 SL全盛時代の撮影の多くに私も同行、SL以外は見向きもしない旅をとも
にし、撮影地点を変えたり、カラーとモノクロを手分けしてシャッターを切り
ました。現在は、各種の写真提供や記事の依頼に追われ、フィルムの整理まで
とても手が回りかねている状態です。ちなみに私の撮影した写真も1枚載って
います(どれかはヒミツ)。
 学生時代元児童文化研究会員の私として、福音館書店の児童文化に対する姿
勢はあこがれであり、そこからの出版は誇りに思っています。
 この本で懐かしい蒸気機関車全盛時代に出会えます。一度でも蒸気機関車に
乗った人は、写真を見るだけで、思い出が煙のにおいやすすの汚れまで伴って
よみがえるでしょう。遠くに聞こえる夜行列車の警笛、石炭をくべる機関助士
の働き、山科の大カーブを煙を上げてスピードで走ってくる特急「つばめ」
「はと」、田舎での列車通学、新婚旅行の思い出などを鮮やかによみがえらせ
てくれます。美しい景色の中を走る蒸気機関車の数々は、きっと人生の一こま
に重なって誰でもあのころにつながりそうです。ちょっとした語らいに、手土
産に、こどもたちへの読み聞かせに、また、お見舞いや自分史の裏づけによい
かもしれません。
 ぜひ、廃棄を免れさせてください。あなたの本棚に置いていただけたら幸い
です。なお、これは私の経費的利益とはまったく関係なく、自信を持ってお勧
めするだけです
 1冊700円、送料210円(2冊以上の送料は郵便料金適応)。ご希望の方は直接
佐竹まで、〒・ファクス・電子メールで。
 ☆佐竹保雄:1932年京都市生まれ、同志社大学鉄道同好会クローバー会会員。
少年時代の一時期、弟・晁と鉄道模型店をしていたが、その後兄弟とも撮影中
心に活動し、蒸気機関車、客車、電気機関車など全国の撮影に回る。昭和50年
12月14日 北海道の最後の蒸気機関車運行まで、約30年間の撮影生活に終止符
を打つ。長期間万遍なく全国的に撮影したことは、今日鉄道の歴史を語るため
には欠かせない写真資料の記録となっている。この間、『日本の客車』『昭和
30年代国鉄愛称版(上・下)』『私鉄買収国電』などの共著出版をはじめ、雑誌
の表紙撮影などで活躍。最近では月刊『鉄道ファン』誌に"やましなものがた
り"を17回連載し、山科の鉄道の歴史(鉄道敷設、旧東海道線から新幹線まで、
長浜−大津間の日本初めての鉄道連絡船の軌跡、大津駅の変遷など)から乗務
員の話に至るまでの総まとめを行った。ときあたかも山科区政30年に当たり、
自分なりの記念とし、これに関する展示会を行い、全連載原稿をまとめて完全
合本として希望者に頒布、好評を得た。
('06年10月号に補遺を掲載、これも併せて増刷準備中。ご希望あれば承りま
す。送料込みで3500円)。現在は季刊誌「鉄道画報」(誠文堂新光社)に"国鉄客車
の時代"を連載中。

■『電脳版Sa・Ku・Ra』が未着・不要の方はご一報ください
 お知り会いで『電脳版Sa・Ku・Ra』の着いていない方はいらっしゃい
ませんか? 『電脳版Sa・Ku・Ra』は皆さまからの振り込み用紙や名簿
作成用はがきに記されたメールアドレスを元に発信しています。しかし、アド
レスの記載ミスなどから戻ってきているものもあります。当方でもミスタイプ
などをチェックしておりますが、お知り合いの方で「アドレスを通知したのに
『電脳版Sa・Ku・Ra』が届いていない」という方がいらっしゃいました
ら、ぜひとも越智田(e-mail:yoochida@mbox.kyoto-inet.or.jp)までメール
でご一報のほどお願い申し上げます。
 また今後『電脳版Sa・Ku・Ra』の送信をお望みでない方もe-mailでご
一報ください。送信リストから削除させていただきます。

■ご意見ご希望、情報をお寄せください
 『電脳版Sa・Ku・Ra』や印刷物の『Sa・Ku・Ra』に対するご意
見ご希望、慶弔や皆に知らせたい「情報」などがありましたらメールでお寄せ
ください。皆さんが開催されるイベントや出された本、お仕事の宣伝でも結構
です。
 『電脳版Sa・Ku・Ra』は現在、約800名の卒業生へ一斉送信しており
ます(メールアドレスが判明した方を順次リストに追加しておりますので増加
中です)。

■『電脳版Sa・Ku・Ra』のバックナンバーは同窓会のホームページでご
覧いただけます。URLは http://kpudosokai.7days.jp です。最新号は発行
から少し日をおいてから掲載されます。

=====================================================================
京都府立大学同窓会
〒606-8522 京都市左京区下鴨半木町1-5 京都府立大学内
TEL&FAX:075-712-4750
URL:http://kpudosokai.7days.jp
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆庶務担当:
 金本龍平(kanamoto@kpu.ac.jp)
☆『Sa・Ku・Ra』『電脳版Sa・Ku・Ra』担当:
 越智田吉生(yoochida@mbox.kyoto-inet.or.jp / bh6y-ocd@asahi-net.
or.jp)
☆ホームページ担当:
  杉井武(danon21@mbr.nifty.com)
====================================================================