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 電脳版Sa・Ku・Ra 第038号(2004/08/10)/京都府立大学同窓会
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●理事会を開きました
 7月17日(土)に同窓会の理事会を開催、出席理事によって平成15年度の決
算と同16年度の予算案が承認されました。詳しい内容は今秋発行の『Sa・K
u・Ra』7号をお届けする際に同封する書類でご報告させていただきますが、
要旨は「今回、初めて会費未納の方に『納入のお願い』を一斉送付した結果、
多くの方のお振り込みがあり、今年度も昨年同様の活動が何とか可能になった」
というものです。改めて御礼申し上げます!

●絶対散らないSaKuRaん坊に模倣品出現
 府大ならではの同窓会グッズとして評判が高かった伝統工芸・京組紐「絶対
散らないSaKuRaん坊」に模倣品が出現、元祖(?)のような雰囲気で販
売されています。真似されるのはそれだけ魅力的なことと喜ぶべきか…複雑な
思いです。そのあたりのいきさつについて、製造者で同窓生の鳴橋明美さんに
寄稿していただきました(→下記、会員から「ついに模倣品あらわる”! 絶
対散らないSaKuRaん坊(同窓会グッズ)への『想い』」参照)。

★会員から★
●自サイト連載のミステリー小説「手向け花」が出版されました
〜青木(水野)史枝さん(文学部史学科1993年卒/同・文学研究科1995年修了)
から〜
e-mail:sakura1222jp@yahoo.co.jp
 自サイトで連載していたミステリー小説「手向け花」が、読者の方々のリク
エストを受け、昨年出版されました(文芸社/1260円)。府大での生活を念頭
に書き進めたこともあり、府大の出身の方はもちろん、学生時代を京都で過ご
された方などからも「懐かしさが込み上げた」「学生時代に戻った気がした」
などのご感想が寄せられています。現在、この「手向け花」シリーズ第3弾を
サイトで連載中です。
 ペンネームは深月咲楽(みづきさくら)。サイトはMIDUKI'S ROOM
http://www.ne.jp/asahi/midusaku/novel/
 です。
 エッセイにもちょくちょく大学での思い出を書きますので、その度に友人な
どから色々なご感想が送られてきます。よろしかったら、私のサイトへ一度遊
びにいらしてください。

●本を出しました
〜佐野夕美子さん(文家政学部生活科学科1972年卒)から〜
e-mail:fwgi0188@mb.infoweb.ne.jp
 私は現在、大阪工業大学の非常勤講師をしています。このほど『女性技術者
と男女共同参画社会−イキイキ働きキャリアアップしよう』(明石書店/2004
年6月25日刊行、本体価格2200円)を出版しました。
 府大卒業後大学院工学研究科に進学し、企業が女性研究者・技術者を採用す
ることなどほとんど考えもしなかった1979年、何とか中堅メーカーに就職しま
した。企業内研究者・技術者として研究していく中で種々の出来事に遭遇しま
したが、それほど“男”“女”を意識することなく仕事をしてきました。多分、
“男女共同参画社会”的なものが私の周りにある程度あったからだと思います。
しかし、社内で、学会で、突然思いがけず、“女性”を意識させられることは
多々ありました。さまざまな場面で、何を感じ、何を考え、どう対応したのか?
 そのとき相手(ほとんどの場合男性)は、どのような対応をしたのか? そん
なことを書きました。
 女性が社会進出しやすいシステムは今後も構築されていくと思いますが、そ
れが即女性がイキイキ仕事をし、キャリアアップを図り、能力を発揮できる環
境というわけではありません。本当にそうなるためには、男性・女性双方の意
識のあり方が重要だと思います。限られた体験ですが、男女関係なくその能力
を発揮できる社会を願って書きました。

●昭和31年卒全学同期会を開催、今年秋には第2回を開きます
〜本城尚正さん(農学部林学科1956年卒)から〜
e-mail:honjyo0221@r4.dion.ne.jp
 私どもの学生時代、教養課程は下鴨学舎で、専門課程になって文家政学部は
桂、農学部は下鴨とに別れました。同期でありながらお互いにあまり面識がな
かったのです。そこで、同じ時代に学んだ者が戦後間もないあの苦しく楽しか
った学生時代について語り、今一度親交を深めようと全学同期会を企画しまし
た。
 各学科から2名の幹事を選出、数回にわたって幹事会を開いて賛否を検討し
た結果、卒業後50年目の記念すべき年、平成14年11月17日に第1回全学年同期
会を新・都ホテルで開催することができました。逝去者・住所不明者を除く約
150名へのお誘いに対して3人に1人もの多数の方々、今や古希前後の方々が
卒業後半世紀を経て出席してくれ、他に例のない稀有な会が持て懐古に花を咲
かせました。
 アンケートでは毎年開催という意見もありましたが、最も多かったのが隔年
で、今年が第2回の開催年となります。去る7月25日に幹事会を開き、下記の
とおり決まりました。季節が秋ということもあって、いろいろ予定もあること
でしょうが、皆様日程を調整してぜひご参加ください。
 第2回昭和31年卒全学同期会開催通知
 ☆日時:平成16年11月28日(土) 11:00〜
 ☆場所:新・都ホテル(京都駅八条口)
 ☆幹事:岸村克美(文)/岩波栄子(文)/永井信(福)/細川健次(生)
/荒川まさ子(生)/足立尚義(農)/伊豆田眞一(農)/徳田彰男(農)/
滝井恒男(林)/本城尚正(林・代表幹事)/武居三郎(化)<敬称略>

●昭和37年福祉卒「元気会」クラス会を開きました
〜菅 正明さん(文家政学部福祉学科1962年卒)から〜
e-mail:msuga@pop12.odn.ne.jp
 去年に引き続き、昭和37年福祉卒「元気会」のクラス会を7月31日、今年の
京都観光ブームの中話題となっています「新選組」に因んだ伏見の酒処「Kapp
a Tengoku(黄桜酒場)」で開催しました。幹事は毎度ご苦労さまの木崎勝夫
君。今回の参加は15名でしたが、今年2人の孫ができる予定の1人目が前日に
出産、急遽欠席の「できたてお婆ちゃん」がありました。「お爺ちゃん、お婆
ちゃん」候補真っ盛りの年齢ですから仕方がありません。正午開宴で約3時間。
飲めや!お喋り!であっという間に過ぎました。一旦お開きの後、石を敷き詰
めた何ともいいようのないほんわかとした風情のある町並みや「十石舟」を散
策、あの竜馬の「寺田屋」、月桂冠大倉記念館を見学したあと、喫茶店風に改
装された「元月桂冠本社」でお茶を囲んで再会を約しました。

●ついに模倣品あらわる”! 絶対散らないSaKuRaん坊(同窓会グッズ)
への「想い」
〜鳴橋明美さん(文学部文学科西洋文学専攻課程1984年卒)から〜
e-mail:akemi@naruhashi.com
 ことの始まりはちょっとしたトラブルでした。それをきっかけにして取引先
のお店が真似をしたのです。問題が起こる前にそれらしい動きはありましたが、
まさか本当に作るとは思ってなかったので、特に対策を取るということはしま
せんでした。しかし次に行ったとき、既ににそれは店頭に並んでいました。
 こちらもそれが全く知らない相手ならもっと強く抗議できたかもしれません。
それに相手のお店もこのトラブルで困る事態があったので、こちらの落ち度も
あったと思います。しかし、ある日、府大のOBの方から、「以前買った同窓
会グッズと大変よく似たものがインターネットで売られている」というメール
をいただいたこと、そして、その模倣品がネットショップ上で、「当店オリジ
ナル」として説明されていたことから、せめてこれはOBの方々にはちゃんと
説明しなければいけないと思うようになりました。
 さて、この模倣品の仕様はというと、あまり違いがないので説明する部分が
ないのですが、花びらの色と赤いサクランボのついている場所が違うほかはす
べて同じです。花びらの色が同窓会グッズよりかなり薄く、普通の桜の花に近
いので、印象は確かに違うかもしれませんが、形がほとんど同じなので、こう
いうものが2種類あると知らなかったら、同窓会グッズとして買われる可能性
はあると思います。
 そして、もう一つ力説したいのは、これを作った「想い」の違いです。もち
ろん商品である以上利潤の追求が目的であることは間違いがないのですが、こ
の商品は、私が初めて母校のために役に立ちたいと思って起したアクションの
結果であるということです。同窓会のシンボルである"桜"をモチーフにし、葉
は大学のシンボルである"桂"として作ったこと、大学を受験する学生のために
受験というジャンルを選んだこと、そして同窓会のスタッフの方が、京都にあ
る大学の中でも「京都府が設立した」大学であるということから、京都らしい
イメージとして当店の組紐を選んでくださったという「想い」も込めて作った
ものなのです。
 まさかこんなことが起こるとは思ってなかったので、意匠登録をしていなか
ったのが、こちらの最大のミスでした。意匠登録は販売開始後半年の間しか申
請できません。また、こういう真似の商品に対しての対抗措置として不正競争
防止法があるのですが、こちらも販売を始めてから3年以内有効ということで、
販売から3年以上経ってしまっているこの商品には摘要できません。法的には
何も対抗手段を取れない以上、こちらですることは、どちらが本当の同窓会グ
ッズかを説明し、また、"ひたすら販売すること"でこちらの方が本家だと主張
し続けることです。
 どちらを購入するかはあくまで個人の自由ですし、販売も自由です。ただ、
京都府立大学の同窓会グッズとして購入されるときは、この「想い」を汲み取
っていただけるとありがたいと思っております。

★現役から★
●応援団のホームページを開設しました
〜京都府立大学応援団・2004年度チアリーダー部長・貝野真友さんから〜
e-mail:kpu4ouendan@infoseek.jp
 京都府立大学応援団がホームページを開設しました。
 URLは
http://kpu-ouendan.hp.infoseek.co.jp/
 です。ぜひともご覧ください。

■『電脳版Sa・Ku・Ra』が未着・不要の方はご一報ください
 お知り会いで『電脳版Sa・Ku・Ra』の着いていない方はいらっしゃい
ませんか? 『電脳版Sa・Ku・Ra』は皆さまからの振り込み用紙や名簿
作成用はがきに記されたメールアドレスを元に発信しています。しかし、アド
レスの記載ミスなどから戻ってきているものもあります。当方でもミスタイプ
などをチェックしておりますが、お知り合いの方で「アドレスを通知したのに
『電脳版Sa・Ku・Ra』が届いていない」という方がいらっしゃいました
ら、ぜひとも越智田(e-mail:yoochida@mbox.kyoto-inet.or.jp)までメール
でご一報のほどお願い申し上げます。
 また今後『電脳版Sa・Ku・Ra』の送信をお望みでない方もe-mailでご
一報ください。送信リストから削除させていただきます。

■ご意見ご希望、情報をお寄せください
 『電脳版Sa・Ku・Ra』や印刷物の『Sa・Ku・Ra』に対するご意
見ご希望、慶弔や皆に知らせたい「情報」などがありましたらメールでお寄せ
ください。皆さんが開催されるイベントや出された本、お仕事の宣伝でも結構
です。
 『電脳版Sa・Ku・Ra』は現在、約800名の卒業生へ一斉送信しており
ます(メールアドレスが判明した方を順次リストに追加しておりますので増加
中です)。

■『電脳版Sa・Ku・Ra』のバックナンバーは同窓会のホームページでご
覧いただけます。URLは http://kpudosokai.7days.jp です。最新号は発行
から少し日をおいてから掲載されます。

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☆庶務担当:
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or.jp)
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☆イベント担当:
  松崎和弘(matsukazu@mtf.biglobe.ne.jp
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