短大同窓会だより

 11/14(日)に、御所蛤御門前のホテル「京都ガーデンパレス」で開催された「短大同窓会第24回総会」は、会場定員が171名のところを、一時は、出席キャンセル待ちの同窓生が出る程の大盛況でした。
好天に恵まれ、華やかな、和やかな品のある同窓会だったと 自負しております。

 ◆ミセス・初美ホワイトヘッドの講演は、2時間にわたり、その間、笑い声以外は、私語ひとつ聞えず   内容のある、素晴らしいもので皆、身を乗り出して聴き入りました。短大同窓会だけが聴衆では、もったいないと思いました。もっと多くの方に聴いていただけたら良かったのにと 思いました。つい先年、東京で開かれた日米サミットで、アメリカ側のたった一人の国務省の正規の通訳として、当時の日本の橋本首相とサシで話し合いの場に つかれた方です。その時アメリカ側には、日本語に堪能な方が一人もおられなくて、『責任重大な大役だと身を引き締める思いだった』そうです。
  人生のどの段階においても、彼女の姿勢は極めて真摯でその努力は「素晴らしい!」の一言に尽きます。短大同窓生にとって、よい刺激になりました。桂校舎の正門を入って、すぐ右手の(わたくしもよく覚えておりますが)掲示板の「求人案内」の1枚の張り紙から、今現在の彼女が存在するといういきさつには短大と彼女との運命的な出会いを感じました。

◆ 女子短期大学部 閉学という府大改革の煽りを受けて、短大同窓会は、平成10年度から新入会員が0になり、財政的に非常に厳しいところに立っております。前回の総会出席者に対するアンケート調査の集計結果から 「短大同窓会は存続を!」との回答者の9割を越える調査結果を受けて、維持運営に努めております。なお、今回、総会の出席者には「式次第」「出席者名簿」「会計報告ならびに講師経歴紹介」と共に、この「アンケート」 の集計結果を5枚にまとめたものをお渡しいたしております。ところで今後、一番の問題点であります財政面で、、、
 ★今回の総会の席上、出席者の同窓生の方に「短大同窓会維持募金」をお願いしましたところ、沢山の方々からご支持を賜わり、思いのほか多額の募金に応じていただきました。
 ★今回は、会場の設定にも、ひときわ心を配りました。 短大同窓会の会場にふさわしい、美しくて、交通の便もよくお料理もそこそこおいしいところ、それでいて費用が 余り高くないところ・・・。
そんな努力から、今回は会費に余裕が生まれ、同窓生の方から頂戴した会費のうち収支の残余の分を、募金と共に、次回の総会の費用の一部に充てることが 可能になりました。
 ★次回の総会案内の中で、総会の欠席者の方々にも、いくばくかのご寄附をお願いする所存でございます。

 などと様々な対策を講じて、今後も「短大同窓会存続」の方向で進んでまいりたいと考えております。そして今回の短大同窓会総会が、次回の総会への架け橋となりますように、志ある短大同窓生全員で、次々と素晴らしい橋を掛け続けたいと思っております。なお、次回の総会は、2001年の秋に開催の予定でございます。

 今後とも短大同窓生の方々のご協力とご尽力をどうぞよろしくお願い申し上げます。
     平成11年11月16日     

          京都府立大学         短大同窓会 会長  三原  幸子
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