「研究発表」

 私は、「Palatability of Tanbaguro and Murasakizukin, Varieties of Black Soybeans(Glycine max Merrill Kuromame) 黒大豆-丹波黒と紫ずきん-の嗜好性について」をポスター発表しました。私の発表は学会最終日だったのですが、多数の先生や学生たちから関心を持たれ、多くの方から質問を受けました。
 また黒大豆お茶やお菓子など黒大豆の加工品をサンプルとしていくつか持っていきました。これは試食できるようにするためでしたが、実はお客さん(?)の足を止めた原因となったかもしれません。おかげさまで大変にぎやかでした。 
 特にタイ、インド、フィリピンなど東南アジアの国から参加された先生らは非常に高い関心をもたれていました。
その理由はこれらの国々には、たとえばインドにおけるひよこ豆など豆類を食べる習慣があるにも関わらず、黒大豆を食べる習慣というものがないということで、新しい大豆として注目されたようです。とくにその利用方法への関心が高かったように思います。
 インドから参加されたDr.Kailash N. Passi からは、さらに研究を極めて2003年にインドのニューデリで開催予定であるアジア栄養学会で発表して欲しいと言われ、責任感と共に向学心をもちました。
 発表と質問は全て英語で行われて、今後研究を続けていく上で語学力の大事さが身にしみました。